たすじゅうのフラノート

フラに関する覚え書き 曲の背景や説明、レッスン風景  時々脱線

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Ka Pilina by Sean Na'anao

今日は我がハーラウ(フラダンスの世界では教室のことを”ハーラウ”と呼びます。)の代表曲である Ka Pilinaについてご紹介します。



ハワイ島東部 Puna地区 Paliuli付近が舞台。
世にも美しい少女 La'ieikawai(ライエイカヴァイ)の伝説を元にフランク・ヒューエットが作った曲




~~~~~~~~~~~~~~~La'ieikawaiの伝説~~~~~~~~~
 昔々オアフ島のカハウオカパカとマラエカハナという夫婦の間に双子の姉妹が生まれた。姉の名はライエイカヴァイ、妹はライエロヘロヘといった。けれども父親のカハウオカパカは男の子が欲しかったので生まれた女の子はすべて里子に出してしまうのだった。里子に出されることを恐れた母親マラエカハナはこっそり双子をよそに匿うことにした。

 双子は別々の場所で、それぞれ大変美しい少女に成長した。特にライエイカヴァイの住む洞窟は、彼女を祝福するかのように常に虹がかかっていたた。ある時、不思議に思って訪ねてきた若者にその美しい姿を見られてしまう。イカヴァイの美しさはあっという間に広まり、これ以上隠れていることが出来なくなってしまった。イカヴァイはハワイ島プナ地区のパリウリへ逃げることになった。


プナ



 その頃、カウアイ島の若くてハンサムな酋長アイオヒクプアは、毎夜のように美しい少女の夢を見た。彼はカヴァ酒の力を借り、夢の中の少女がライエイカヴァイという名前で、ハワイ島プナに住んでいることをつきとめ、熱烈に求愛する。ところがイカヴァイの美しさ・尊さはすさまじく、高嶺の花であることを思い知り、雪の女神ポリアフに心を移すが、やはりイカヴァイを忘れられないことに気づき、ポリアフを捨ててしまう。(”ポリアフ”という曲はその時のことを歌ったもの。なんてひどい男だ!)その後猛烈なアタックを再開するが見事に振られてカウアイ島に帰って行った。(ざまー見ろ)

 それと時を同じくする頃、ケアアウのサーファー、ハラアニアニがイカヴァイに一目惚れをする。彼は魔法使いである姉マリオに頼んで、ティーリーフの笛を使った魔法でイカヴァイと結ばれる。(なんて汚い男だ!!)が、そののち妹のロヘロヘに心を移し、また姉に取り持ちを頼む(なんて情けない!!!)しかし彼女たちの養母ワカにばれ、姉弟は追われることになった。(自業自得だ)

 時が経ち、妹のロヘロヘがハワイ島の酋長ケカルカルオケワと結婚することとなり、姉のイカヴァイも結婚させようということになった。太陽神 カオノヒ・オカラがその相手に選ばれ、二人はめでたく結婚。イカヴァイは彼のいる太陽で新婚生活を始める。

 ところがところが、夫カオノヒと妹ロヘロヘの不倫が発覚。カオノヒは罰としてラプ(お化けの意)に改名させられ、蛾を食べて生きる妖怪に貶められる。イカヴァイはロヘロヘを許し、一緒に暮らしたいと天上から降りることを決意した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なんてひどいお話なんでしょう!!! しっとりとした夜の森にさえずる小鳥たちと愛し合う二人の事を歌った歌だって聞いていたのに!

まぁ、結果はひどい話でも、恋の真っただ中のワンシーンを切り取ったとなれば、逆に熱いものがあるのかも。でも望むと望まないとに関わらず、恋多き女 イカヴァイ。どの彼との歌なの???

プナの森でこっそり逢引するサーファーとの恋なのか
夫となるカオノヒ・オカラとの甘い生活なのか
はたまた 妹ロヘロヘとカオノヒの秘密の恋の歌なのか

まぁ 好きに踊っちゃって~



曲中には3種の小鳥が登場する。


(左上・エレパイオ、右上・イイヴィ、左下・アパパネ)

 どれもとても小さい小鳥たち。特にエレパイオは夜一番遅くまで鳴いているといわれる。エレパイオの鳴き声が夜のとばりのおりはじめたプナの森に響く様を想像するとやっぱりロマンチック。

「イカヴァイは鳥の羽で作った家に住み、常に鳥の羽の中に浮かび上がるように座っている美しい少女だった。髪にはレフアの花飾りをつけており、その花の蜜を吸いにイイヴィ鳥たちが集まってきていた。」と言われているから、ただ鳴き声だけではなく、少女の周りを飛び回っている小鳥たちを想像しても素敵。

他にも小鳥をモチーフにした内容としては、曲中 2番で鳥の羽をかき集め、マントにという意味の歌詞が出てくる。マモという絶滅してしまった小鳥の黄色い羽で作ったマント(=キア・マヌ)は特に貴重なもので アイオヒクプアもイカヴァイへのプロポーズのために用意した。(じゃあ、アイオヒクプアとの歌なの?)

あー、やっぱり 相手が誰なのか分からない! 




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(2009/10)
ジェーンヨシエクウレイナニ

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私の先生の本です。この中に Ka pilinaの振付けが載っています。


と、ここまで書いて公開しましたが、折よくHulaHeaven vo21に作曲者ご本人のお話が載っていたので追記します。



 ライエイカヴァイの伝説にはアイオヒクプアとの恋の前にカウアカヒアリイとの話がありました。

 カウアイのチーフ、カウアカヒアリイはライエイカヴァイの美しさを聞きつけ、従者をハワイ島まで彼女を探し求める旅に出します。その従者に彼女が託した伝言が「エレパイオが鳴くとき私は向かう準備をします。」「アパパネが鳴いたら出発します。」「イイヴィが鳴いたらあなたの元に着くでしょう。その時が私を見つけるチャンスです。」というものでした。
 鳥たちの助けを借りて二人は出会い、愛し合います。それはほんの一瞬の愛の交換(Ka Pilina)。彼女はすぐに彼の元を去ってしまうのです。

  ~HulaHeaven Vol21より~ 

 鳥たちの謎が解けた~と喜んでいたのもつかの間、このカウアカヒアリも妻がいる身。まったく、どーなっちゃってんのー。彼はカウアイ島に戻って後、アイヴォヒクプアに旅の話をしたそうです。ものの本には「アイヴォヒクプアはこの話を聞いている間、その美しい女性が実際に彼の前に現れたように思えた。」とあるそうす。


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東京都多摩地区在住。浅田次郎の「日輪の遺産」の舞台となった山を眺めながらフラを勉強中のフォーティー母さん。本当に金塊があるのか?
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