たすじゅうのフラノート

フラに関する覚え書き 曲の背景や説明、レッスン風景  時々脱線

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外来植物をどこまで受け入れるのか

 以前キラウエア火山へ行った時の事。


キラウエア火山国立公園このぶっしゅを抜けた

キラウエア 洞窟この洞窟の近くで


「ハワイ大学の学生なのですが、観光客の方にアンケートをお願いしています。ご協力していただけますか?」と声をかけられた。



 見ると「次の植物でハワイの固有種だと思うものはどれですか?」という質問の下に プルメリア、ハイビスカス、オヒアレフア など様々な植物の名前が並んでいる。その頃はフラも知らず何の予備知識もなかった。「ハイビスカスは違ったよねー」 程度の知識しかなく、とまどった。テストを受けている気分。

 質問を進めていくと最後に「ハワイで外来植物が繁殖を続けることをどう思いますか?」

 日本でも外来植物がしっかり帰化して野や山で素知らぬ顔をして咲いている。子供の頃には時折見かけた日本たんぽぽは今ではほとんど見ることができず、河原では”ブタクサ”が黄色い花粉をまき散らしている。外来種の方が強いから日本固有種は負けてしまうという話を聞いた時には、寂しく感じたことを思い出す。
 でも、それは防ぎようのない事。固有種を守ることは大切だけれども、外来種を排除することはできない。ニイハウ島のように厳密に管理をすればハワイ本来の姿を守ることもできるかもしれないが、観光立国という一面もあるから、完全に排他的な生活をするわけにもいかないだろう。現実のハワイ「本来」の姿にはハイビスカスもプルメリアも欠かせない。ハワイの代表的な花として様々なモチーフに使われているこれらの花だって厳密にいえば外来種なのだけれど、すっかりハワイの一員として認識されている。今更違うとは言えないだろう。


プルメリア

 ハワイは大海原に突然出現した島国。日本の様に大陸から切り離されてできた島とは異なる。岩だらけのその島に根付いたのは、風や波が運んできた遠い国々の種たち。たくさんの種の中からハワイの環境に合ったものだけが命をつなぎ、よりハワイに合うように変化を続けてきた。これが「ハワイの固有植物」

 大変珍しいハワイにしかない植物たちはもちろん貴重。外来種のために絶滅してしまうのは避けなくてはならない。グァバの木の様に大規模な駆除が必要なものもある。駆除が必要だと気付いた時には既に手遅れの事が多い。そう言った植物は大抵の場合、繁殖力が強く、何度駆除してもしつこく生えてくるからだ。だから手遅れになる前にすべての外来種を排除するという考え方も理解できる。


 しかし現在でも風や波によって運ばれてくる植物もあるだろう。たとえ自然がもたらした外来種でも固有種をおびやかすものもあるだろう。それをどうやって阻止するのか。

 一方で人間によって持ち込まれた新しい植物も、もしかしたら数万年後にはハワイに合うように独自の変化を遂げて人々を楽しませているかもしれない。

 

 植物に限った話ではない。ハワイにはたくさんの人種が入植してきた歴史があり、純潔のハワイアンの血は減ってきているはず。ハワイアンの名前に日本の名字が入っていることも多い。でも彼らは真実ハワイアンであり、ハワイアンであることに誇りを持っている。

 話がそれた。


 質問の答えが出せず、その学生さんとしばらく話をした後「ごめんなさい。勉強不足でまだ答えが出せません。でも考え続けます。」と空欄のまま提出した。


 あれから何年か経つが、時々この時のことを思い出す。フラの世界にも飛び込んで少しはハワイの事が身近になってきたけれど、やっぱりまだ答えが出せない。


最後まで読んでくださってありがとうございました。
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Comment

NoTitle 

難しく、私にも答えのでない問題です。

ハワイに限らず、また植物に限らず、
他国でも動物でも絶滅危惧種は多くありますものね。

その原因の多くは人によるモノなんですよね。
悲しいことです。

ハワイで見習いたいことは、
人と自然の動物との境をしっかり保とうとしていること。

自然の鳥にエサを与えるのは禁止されているし、
ホヌに触れることも、近づきすぎる事さえ禁止。

写真を撮ろうと近づき過ぎて、メッチャ怒られました。


日本でも此が守られていれば

サルが観光客を襲うことも、
トンビが人の手から食べ物を奪うことも無かったンだろうな、、
と思うのであります。

ハワイの人々は、自然に対して敬意を払っているのでしょうね。

  • posted by Sa-ya 
  • URL 
  • 2011.07/22 16:57分 
  • [Edit]

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Author:たすじゅう
東京都多摩地区在住。浅田次郎の「日輪の遺産」の舞台となった山を眺めながらフラを勉強中のフォーティー母さん。本当に金塊があるのか?
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