たすじゅうのフラノート

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日輪の遺産 試写会

 先日 映画「日輪の遺産」試写会が当たったので行ってまいりました。と言っても、ニュース番組で紹介されていた舞台挨拶つきのものではなく、舞台となった「武蔵小玉市」在住者向けの試写会で原作者浅田次郎さんの講演会付きというものです。


「原作者が映画について語るという事は甚だ僭越な事です。映画は監督・俳優その他大勢の方が作り上げた一つの作品であって、私がとやかく言うものではありません。例えて言えば、料亭で食材の生産者がテーブルに出て『これが私の作ったきゅうりです。』というようなものです。」とユーモアを交えて執筆当時の話を語ってくださいました。



 映画はと言えば、



とても良かった。です。


 
 CMでうたわれているような「戦争ミステリー」感はほとんどありません。ハラハラドキドキの心理合戦や謎解きの緊張感などは皆無と言ってよいでしょう。(原作には少し、そんな感じもありますが。)戦争のもたらす虚無感とそこからの復興のメッセージを受け取ることができる作品だと思います。今、封切になるのは神様からのメッセージでしょうか?


 浅田さんはこの作品をバブル絶頂期に執筆されたという話のくだりで
「もう一回、やりましょうよ。」
「一度出来たんだから、必ずまた出来ますよ。ねっ。」

と、実にさらっと日本の経済に喝を入れられました。シンプルな言葉で静かに でも力強いメッセージを伝える。このさらっと感が映画にも流れています。

日輪の遺産ポスター




 とても地味な映画です。派手な戦闘シーンも残酷な爆撃シーンもお決まりのラブロマンスも一切ない。きわめて淡々と穏やかに話が進んで行きます。でも、きっとこの先何十年も覚えている、観て良かったなーと ずっと思っていられる そんな映画でした。




 後ろの席の方はどうやら原作を読んでいなかったらしく「どうしてああなっちゃうの?」とか「あれとそれはどういう繋がりがあるの?」など、???なことが多すぎて、良く解らなかったようでした。


 確かに映画の焦点は8月10日から15日までの数日間の出来事、中でも少女たちと3人の将校の話に絞られていて、原作にあるような背景や人々のその後の人生がかなり省略されていました。映画は時間が限られていますから仕方がない事だと思います。逆に原作をすべて表現しようとしたら焦点がぼやけてしまったかも知れません。

 加えて「現在」の設定が原作と異なっていた事も理由の一つかもしれません。先程も書きましたが、浅田さんがこの作品を書いたころはバブルの絶頂期。「現在」として設定したのはまさに「バブル時代」なのですが、映画での「現在」は2011年、今年です。そのために語り手が小説と映画では異なるのですが、どうしても通過しなければならない説明をワンシーンで描いた場面などは分かりにくかったのでしょうね。



 是非、原作を読んでからご覧になってください。小説も映画もどちらもとても良い作品です。それぞれが心に残す余韻は異なりますから、比べて評価するというものでなく純粋に二つの作品として両方とも楽しめると思います。


最後まで読んでくださってありがとうございました。
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東京都多摩地区在住。浅田次郎の「日輪の遺産」の舞台となった山を眺めながらフラを勉強中のフォーティー母さん。本当に金塊があるのか?
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