たすじゅうのフラノート

フラに関する覚え書き 曲の背景や説明、レッスン風景  時々脱線

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私の学び方 2

 閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声 


 松尾芭蕉が旅の途中 山形で現在の7月中旬に当たる時期に詠んだ俳句。


 そのままの意味は ひっそりと静まり返った中で 急に鳴きはじめた蝉の声が岩にしみ込んで行くように感じられる といったようなところか。


 日本人なら蝉と言えば暑い夏の盛りの代表的な虫である事、集団で鳴くその騒がしさ、6~7年も土中でじっと成虫になるのを待ち続け1週間という短い期間だけ林の中で暮らす事を知っている。
 そのことから蝉の声に暑い夏を感じたり刹那的なイメージを重ね合わせたりすることができる。

 また日本の夏の暑さ、湿度、蝉の住む森のひんやりとした空気、木立の中に遥か昔から動かずじっとしている大きな岩の重量や質感を簡単に思い浮かべる事も出来るだろう。さらに「静か」ではなく「閑か」という表記であることの違いも自然と感じるに違いない。



 けれども、外国で俳句を趣味にしている人がいたら、その人は私たち日本人が瞬時に肌でイメージし理解する事と同じ事が出来るだろうか。


 きっとこの1句を理解し楽しむために、 松尾芭蕉がどんな人生を送ったのか、この旅行がどんなものだったのか、山形とはどのような所なのか、蝉の種類はなんだったのか、蝉の鳴く場所はどんなところなのか、どんな木が生えているのか、日本の夏の気温や湿度はどの程度なのか、「閑か」とはどういう事を指すのか そんなたくさんのことを調べてみたくなるのではないだろうか。

 調べた情報は、それだけでは単なるデータの集まりでしかない。芭蕉の顔、日本地図、気温○℃、湿度○%、蝉の写真、日本の北国の森の写真、漢字辞典・・・でもそれを紡ぎ合わせて想像することで、少しづつ私たち日本人がこの句から受ける情緒を理解し、感じ取り、共有することができるようになるのではないだろうか。


 私がフラに関してやっていることは、これと同じような事なんだと思う。ハワイに生まれ、育っていれば、住んでいれば、せめて旅行にいくことが出来れば必要のない事なのかもしれない。それが出来ない私のせめてもの小さな努力。
 マイキ・アイウ・レイクの「すべての人間は美しさを兼ね備えている。フラに興味を持ち、フラを一生懸命に学べば、フラがおのずとその人の内側にある美を引き出してくれるはず。」必要なことはその出自・ハワイアンかどうかでなく、フラとハワイの文化を大切にする心だ という言葉を支えに拙々と歩んで行こう。



最後まで読んでくださってありがとうございました。
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Comment

NoTitle 

あ~!
やっぱり 山寺には 何度も行ってますので
なんとなく 句の 雰囲気が 感じられますね。
  • posted by ピオーネ親父 
  • URL 
  • 2011.09/05 19:32分 
  • [Edit]

ピオーネ親父さんへ 

立石寺・・・でしたっけ?実際に句を詠まれた場所を訪れた事があるとよりいっそう説得力を持って句を感じる事ができるのでしょうね。
  • posted by たすじゅう 
  • URL 
  • 2011.09/05 20:01分 
  • [Edit]

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Author:たすじゅう
東京都多摩地区在住。浅田次郎の「日輪の遺産」の舞台となった山を眺めながらフラを勉強中のフォーティー母さん。本当に金塊があるのか?
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