しっとりと霧に湿った森、マウケレ(=レインフォレスト)

その森の中にある大きなオヒア(木)
オヒアに咲く花・レフアも雨露に濡れしっとりと柔らかい。

美しく輝くレフア。
レフアの蜜をもとめてイイヴィ鳥達が飛び回り満開の花の蜜を吸う。

イイヴィとレフアの色は同じなのね。レフアの蜜を吸うから赤い色になったなんていうお話があるみたいだけれど、日本にも似たような童謡があったな。
森の中を心地よい風が吹き抜け、露がレフアの細い花弁からこぼれおちる。
蜜吸いに飽きたイイヴィはレフアの木で休む。
曲のざっとしたイメージはこんなところだろうか。
森の中で真っ赤な花が咲き誇り、その周りを同じく真っ赤な鳥が飛びまわっている美しい光景。ハワイの自然の美しさを歌った歌。
一方で歌詞をじっくりと見るとレフア(花)もイイヴィ(鳥)も単数形で扱われている。ということは花と鳥を一組の男女に見立てた恋の歌として扱うこともできる。再び歌詞を吟味すると言葉の一つ一つが意味深に思えてくる。「キャー、エッチイ」なんて言う年でもないのだから、この美しいメロディに乗せて愛の喜びをしっとり しっとり 踊りたい。
歌詞に出てくるlihauという雨。ハワイ語では日本語以上に「雨」を表す言葉が多くあるのだが、このlihauは涼しく湿った柔らかい霧雨。歌には関係ないが漁師に幸運をもたらす雨だという。
この雨がレフアに降りかかっているのだけれど、レフアに降る雨として有名なのはハワイ島・ヒロのkanilehuaという雨。こちらはレフアの花にパラパラと音を立てて降り注ぐ雨。
旅行先で雨に降られるとがっかりするものだが、ハワイに行ったときは別。色々な雨を体感してみたい。
hopoeという言葉も出てくる。
ホーポエというと火の女神ペレの妹ヒイアカの友人でヒイアカにフラを教えた少女が思い出される。ハワイ島・プナの森でオヒア・レフアの木を守って暮らしていたのだが、ペレによってホーポエは石にかえられ、大切な森は焼きつくされてしまう。
ホーポエとレフアは友達。この歌にホーポエの名が出ていても少しもおかしくない。このあとpua(花)という単語が来ているので ホーポエの花となる。ホーポエの花=レフア。
でも私が持っている歌詞表では一文字目のhが大文字では無いので人名ではないのかな?ともう少し調べると、hopoe= 完熟のとある。満開のレフアの花。
どっちなんだろう? どっちもなのかな?

ペレによって焼きつくされたプナ
島の代表花でもあるレフアを歌った歌でもあるし、hopoeという単語もでてくるしハワイ島の歌なのかな?どうかな?
素晴らしい曲なのですが、シェアできる音源を見つける事ができませんでした。すっごく残念。amazonで試聴が出来ますので是非。http://www.amazon.co.jp/Ka-Lehua-Punono/dp/B003HUCRJW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1327367292&sr=8-1
拝借画像のURL
http://www.flickr.com/photos/jongela/4361526041/
http://www.flickr.com/photos/kanalu/3190007388/
http://www.flickr.com/photos/missrogue/943038327/
最後まで読んでくださってありがとうございました。

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NoTitle
レフアと小鳥は擬人化して解釈するのがハワイ民謡の常。
などと偉そうな言い方をしました。ごめんなさい。
マハロママの持っている本に書いてありました。
そういえばインドの映画ではやたらに踊る場面が出てきますが、やはり男女のアレを踊りで表現しているのだそうですが、
似ていますね。